退職する決断は慎重に

医療現場に従事している人で、退職を悩み決断すべきかどうか不安に思っている人は多い。
一度決めても本当にそれが正しいのかどうか決められない場合もある。
そのような時には一度立ち止まって色々な角度から考えてみることが大切である。
例えば、ある病院で勤務している看護師の人で、就労して5年以上経過している場合がある。
そのようなある程度長期間働いていると、その病院の内部構造や職員の個性、利用者の性格など細かい部分まで理解している。
退職をすることはそれ相応の理由が必要といえる。
そのような状況で結婚を理由に辞めるかを悩んだとする。
専業主婦として生きて行くか、仕事と両立しながら生きて行くかは重要な問題であり、一刀両断に結論を出すことは難しい。
しかし、このような場合、仕事について少し考えてみる必要がある。
すなわち、今まで仕事に使っていた時間を主婦業に割り当てないといけない部分があるとしても、短時間での労働が可能な場合もある。
例えば、病院の午前中の外来のみ勤務するやり方や午後の診察のみ勤務する仕方である。
このような働き方にはバリエーションがあり、いずれを選択することも可能な場合もある。
そのため、現在働いている病院で主婦業と両立しながら働くことができるのかどうかを色々な角度から考察する必要がある。
このような考察をしないで短絡的に結婚を機に退職することは今までその病院で培ってきた知識や経験を生かさないことになるので、慎重に考えるべきである。